事件現場清掃人は見た 自殺した20代男性の遺書を姉が“処分して”と言った理由
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏に、硫化水素で自殺した20代男性について聞いた。
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高江洲氏が特殊清掃の現場に向かう時は、必ず「事件現場清掃会社」とロゴの入ったトラックを使うという。そのため、稀に遠方まで出向くこともある。...