「アジアン」解散「隅田美保がブスイジりに嫌気」は本当の原因ではないという声
口実を報道
「彼女たちのネタは、数年前に番組で披露したものと全く同じだったからです。復帰の晴れ舞台で、この手抜きは許せません。隅田さんがお笑いへの情熱をなくしているのだとすぐに分かりました」
こうなると「ブスイジりは嫌だ」という彼女の主張も疑って見る必要が出てくる。
「芸能メディアは、隅田さんの主張が一種の口実だと分かっていると思います。とはいえ、『ブスイジりは嫌』という彼女の訴えをそのまま報じると、解散の原因を分かりやすく説明することができます。女性芸人がイジられるのを嫌がるということにニュース価値もあります。そうしたことを踏まえて、スポーツ新聞やテレビ局のワイドショーは、そのまま報道したのだと思います」(同・プロデューサー)
とはいえ、夫婦でも3割が離婚する時代だ。あのビートルズを筆頭に、解散する人気バンドも後を絶たない。
「お笑いコンビが解散する場合、方向性の違いなどと説明されます。しかし実際のところ、最も多い理由は人気格差がもたらすコンビ間の揺れです。島田紳助さん(65)と松本竜介さん(1956~2006)の『島田紳助・松本竜介』が代表例でしょう。他にも中山秀征さん(53)と松野大介さん(57)の『ABブラザーズ』など、それこそ枚挙に暇がありません」(同・プロデューサー)
コンビ間格差
有吉弘行(47)と森脇和成(46)の「猿岩石」は当初、森脇のほうが人気だった。有吉が「じゃない方芸人」となり、コンビ間格差が生まれて解散に至ったという側面もあるという。だが、現在は全く逆転しているのはご存知の通りだ。
バカリズム(45)は当初、お笑いコンビとしての名前だった。ところが相方が脱退し、ピン芸人の芸名となった。ビビる大木(46)も同じ経緯を持つ芸名だ。
「一方、実質的には解散状態なのに、解散を発表しないコンビもあります。石塚英彦さん(59)と恵俊彰さん(56)の『ホンジャマカ』、山口智充さん(52)と平畠啓史さん(52)の『DonDokoDon』、深沢邦之さん(54)と東貴博さん(51)の『Take2』といったお笑いコンビは、久しく2人の芸を見ていません。ビートたけしさん(74)とビートきよしさん(71)の『ツービート』も解散イメージを持たれていると思いますが、14年にコンビとしてラジオ番組に出演するなど、活動は続いています」(同・プロデューサー)
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