ビジョンが見えない枝野幸男代表の著書 謎の保守アピールを披露

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「次の総選挙は政権の選択肢となることを目指す」

 5月19日、記者会見でそう怪気炎を上げた立憲民主党の枝野幸男代表(57)。手にしていたのは、翌20日に発売された自著『枝野ビジョン』(文春新書)である。

 衆院議員の任期満了まで5カ月を切り、ようやく“政権構想”を提示した形だが、

「聞こえの良い理念を並べながら、肝心の財源は議論がスカスカ」(政治部記者)

 実際、ページを繰れば、〈雇用・子育ての不安解消〉〈消費拡大〉〈老後の「安心」〉と、それらしい言葉が並ぶが、財源については、〈(安倍政権で)不信感が高まり、納税意欲が萎(な)えてしまうことも仕方がない〉。...

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