日本最年少でカンヌに出品した映画監督・井樫彩が語る「東京」 ドラマに憧れて上京…一度は絶望して実家に

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ドラマで見た「東京」に憧れ上京

 カンヌ国際映画祭に日本史上最年少で出品し、最新作「NO CALL NO LIFE」が公開されたばかりの映画監督の井樫彩。北海道で生まれ育ち「東京フレンズ」に憧れていた彼女が夢を追いかけて出てきた東京の景色とは。

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「東京」は、憧れそのものだ。

 北海道の片田舎で生まれ育ち、平凡に18歳まで過ごした。けれど、振り返ればいつも「ここではない何処か」を探していた気がする。「東京」のことを語るには、やはり過去に遡る必要がある。...

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