「立川ホテル男女殺傷事件」で19歳少年が逮捕 被害女性がした「盗撮通報」の意味は?

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 東京都・立川市のホテルで、派遣型性風俗店に勤務する31歳の女性従業員と25歳の男性従業員が包丁で刺され、女性が死亡し、男性が意識不明の重体になっている事件で、逃走していた容疑者が逮捕された。東京都あきるの市に住む19歳の少年だった。少年は女性の胸を集中的に狙い、70回もメッタ刺ししていた。ホテル室内から女性が店に電話した際の「盗撮です」という訴えは、店舗内で使われていた「SOS」の隠語だった可能性があるという。

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パンツ一枚の姿で見つかった女性

 事件が起きたのは、6月1日午後3時45分ころ。JR立川駅から徒歩5分の繁華街にあるホテル内から、「刺された。助けて。死にたくない」という男性からの119番通報が入った。

 救急と警察が駆けつけた際、廊下には通報した男性が倒れており、すぐ近くの室内のベッドの脇には、女性が下着だけを身につけた状態で発見された。二人とも病院に搬送されたが、女性は搬送中に死亡が確認され、男性は意識不明の状態が続いているという。

「女性は胸が中心に狙われ、70カ所も刺されていました。男性の方は腹部に一カ所だけだったが、腸に至るまで深く刺されており、予断を許さない状況です」(警視庁関係者)

 31歳の被害女性は、派遣型風俗店に勤務しており、刺された男性はその従業員だった。ホテルの二軒隣には、複数の風俗店が入居するビルがあり、二人はその中の店舗に勤務していたという情報もある。

「まず午後3時半前に少年が現場ホテルに入室。まもなくして女性がやってきました。少年は女性をネットの写真を見て指名したというが、店を利用するのは初めてだった。女性は半裸の状態で見つかったが、室内でサービスが始まっていたかはわからない。女性が入室してまもなく、女性から店に『盗撮です。すぐに来てください』と電話があったので、電話を取った従業員とは別の男性従業員がホテルに駆けつけた。男性は、室内から出てきた少年と鉢合わせ、包丁で襲われた」(同)

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