大沢啓二、金田正一、西本幸雄…昭和の「暴れん坊監督」が残した人情味溢れるエピソード

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 昭和から平成にかけて独特の存在感で異彩を放ったプロ野球界の「暴れん坊監督」。グラウンドでは退場を恐れることなく大立ち回りを演じ、ベンチでも選手に雷を落としまくり、時には鉄拳を振るうこともあったが、その一方で、人情味にも溢れ、思わずウルっとさせられるエピソードも少なくない。

 危険球を投げた相手投手にパンチをお見舞いするなど、7回も退場になった日本ハム・大沢啓二監督が、“親分”の愛称を地でいく涙のサヨナラ劇を演じたのが、1993年9月8日の近鉄戦である。...

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