「アンジェラ芽衣」主演ドラマでギャラ未払い騒動 提訴されたプロデューサーの正体

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 動画配信サービスの浸透で、世に発信されるドラマや映画の作品は増えた。だが、なかにはこんなお粗末なものもあるようで……。「アマゾンプライム」や「FOD」の配信ドラマをめぐり、未払いの制作費や出演料などを求める訴訟が起きていた。

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 トラブルの舞台となっているのは「アキハバラ@DEEP2.0(ツーポイントオー)」(以下アキハバラ)という作品だ。作家・石田衣良の人気小説を原作にした全8話のネットドラマで、出演者には9人組の男性アイドルグループ「MeseMoa.」のメンバーほか、青年誌のグラビアページの常連であるアンジェラ芽衣(23)らが名を連ねている。公式サイトには、2020年9月から「Amazonビデオ」や「U-NEXT」など9サイトで配信される旨が記載されている。

 だが現在、「アキハバラ」はどの配信サイトでも観ることができない。さらにはドラマの公式Twitterには《金返せよ》といった不穏なリプライ(返信)が確認できるのだ。

「われわれスタッフへのギャラが未払いにも関わらずネットで配信されているのはおかしいと、配信停止を求めた結果、いまは観られなくなっています。4月4日には、制作会社に損害賠償を求め、東京地方裁判所に提訴しました」

 こう証言するのは「アキハバラ」に携わった女性スタッフだ。

 訴状によると、被告は作品の製作運営を担った「株式会社アイモーション」。作品に関わった芸能プロダクションが原告である。このプロダクションを被害者の会のとりまとめ役とし、提訴に至ったという。

「被害者は、カメラマンから音声、監督らスタッフの計16人。この中には作品に出演した役者もいます。求めるのは未払いのギャラや立て替えた経費など、約850万円の損害賠償です」

 提訴に関わってはいないものの、アンジェラ芽衣も“被害者”である可能性は高いが、所属事務所は、

「特にコメントはございません」

 というのみ。先のスタッフは「アンジェラさんの事務所からはもう一人、黒木ひかりさんも出演されていました。制作会社と事務所の話なので詳しくは分かりませんが、少なくとも衣装代を立て替えており、それは未払いのはずです」と語る。

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