『枝野ビジョン』は枝野代表の政権奪取宣言かブーメランの宝庫か

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 立憲民主党の枝野幸男代表の著書『枝野ビジョン 支え合う日本』(文春新書)が好調な売れ行きを示している。執筆に7年もかけたという枝野氏にとっても喜びはひとしおだろう。

 もっとも、ネット書店でのレビューを見ると、高評価と低評価の両極端に分かれているようだ。「星5つ」が最も多いのだが、その次は「星1つ」という按配である。

 基本的に著書というのはファンが買うのだから、高い評価が多いのは当然だし、一方で枝野代表の場合、アンチが批判のために読むことも多いのかもしれない。...

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