「メジャー最年長勝利」ミケルソンを支えた「家族愛」物語 風の向こう側(95)
「全米プロゴルフ選手権」を50歳のフィル・ミケルソンが制覇し、メジャー最年長優勝を達成したことは「驚きか?」と問われたら、「驚きでもあるが、驚きではない」と答える。
メジャー最年長優勝記録は、1968年にジュリアス・ボロスが全米プロを48歳4カ月で制して以来、実に半世紀以上もの間、破られることはなかった。それほど年齢、加齢によるメジャー優勝の壁は厚いということなのだろう。しかし、その厚い壁がついに打破されたことは驚きである。
しかし、打破したのが他の誰でもなく、あのミケルソンだったこと、あのミケルソンが最年長優勝を果たしたということは、ある意味、驚きではない。...