昭和にも「大谷翔平」がいた? ファンの度肝を抜いた“投手の強打者”列伝
メジャー4年目の二刀流・大谷翔平(エンゼルス)の投打にわたる活躍が連日話題を呼んでいるが、日本球界では、大谷登場以前にも、本職の打者顔負けの強打を披露した投手が多く存在していた。
投手で3番を打ったこともあり、“昭和30年代の大谷”とも言うべき存在が、阪急・梶本隆夫である。1963年5月12日の東映戦ダブルヘッダー第1試合、スコアボードの「3番ピッチャー・梶本」を見たファンは度肝を抜かれた。
「まるで高校野球みたい」「アテ馬じゃないの?」などとスタンドが騒然とするなか、1回表、梶本はそのまま打席に立った。...