熊田曜子「DV報道」後もお色気動画をアップ ただのグラドルで終わらない頭脳派な一面
熊田曜子さんの夫が逮捕された。罪状は妻へのDVということで、熊田さん本人による通報という。以前から彼女のSNSでは夫への不満が漏れ出ていたが、いよいよ離婚かという声も出ている。
39歳、3人の子を持つママにして、まだまだ現役グラドルの熊田さん。3月に発売されたDVDはAmazonグラビアアイドルDVDランキングで1位に。「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」ではラウンドガールを務め、露出度の高い手作りの衣装と抜群のスタイルで観客を魅了していた。昨年は美容や育児を語り合うコミュニティを掲げ、オンラインサロンも開設。ある報道によれば夫の暴力は、グラビア活動をやめない熊田さんに対しての不満が理由だったとも言われている。自分のプロポーションを武器に活動し続けたい熊田さんにとって、とうてい受け入れられない話だろう。インスタでは夫の逮捕後も、何事もなかったかのように「バストアップ動画」もアップされた。ちょっと不気味なくらいである。
しかしふと思った。これが熊田さんの生き方だったなと。騒動は騒動で隠す、というやり方である。ペニーオークション詐欺事件に島田紳助さんの愛人報道。彼女には昔から、キナ臭い話がつきまとう。でも彼女は、悪評には別のニュースをぶつけることで吹き飛ばしてきた。紳助さんとの愛人報道は否定するも、報道した週刊誌にグラビアページを獲得。しかも紳助さんがMCを務める番組で発表してネットニュースになった。その紳助さんが引退後、ペニオク事件への関与が発覚。ブログで紹介していたことを認めた熊田さんだが、できちゃった婚を発表して雲隠れ。復帰後にバラエティ番組でいじられて謝罪はしたが、ダーティーなイメージは拭えない。先月はなぜか、宮迫博之さんとホテルに入るようなネタ動画を投稿していた。ちょうどマリエさんによる紳助さんの枕営業騒動が尾を引いていた頃だ。なんだかいろいろと考えさせられてしまったものである。
一方、第3子出産前後の2018年頃から夫婦関係には暗雲が立ち込めていた。夫が自分には内緒で会社を辞めていたことがわかり、収入も教えてもらえないとテレビで発言。コメンテーターを務める「ノンストップ!」では、姑の干渉ぶりに対して「LINEを未読スルーしている」「見守っていただきたい」とやんわり牽制していた。注目を浴びたのはSNSでの「昨日の夕食も食べてもらえなかった」「食べてくれなかった食事を処理するのが苦痛」といった夫への不満発信。ネットニュースになれば夫や義母にも知られることになるはずだが、それでもやめない熊田さんには同情より批判が集まっていた。それでも逮捕前の5月13日には、夫から誕生日を祝う花とメッセージが贈られてきたとインスタでアップしていた熊田さん。夫婦仲が良好になっていたのかと思わせた矢先のDV騒動だった。
脱ぎそうで脱がない一線の守り方 ただのグラドルで終わらない頭の良さ
一般人である夫や義母が、なぜ発信力のある芸能人の熊田さんに対して冷たいのか。詐欺事件直後のできちゃった婚で、熊田さん側に負い目があったのかもしれない。食事を食べてくれないだけでなく、食事そのものにもケチをつけていたという夫。それまでは熊田さんがどんなに尽くす妻ぶりをアピールしても、どっちもどっちと言われていた。
しかし今回の逮捕報道で風向きが変わった。モラハラに加えて暴力を振るう夫とは、離婚してもおかしくない。さすがの熊田さんもかわいそうに、と彼女側への同情論が出てきたのである。
離婚して美容家やママタレント的なポジションに舵を切りたくとも、同性受けがなければ活躍は難しい。アラフォーでグラドルというのはすごいが、見た目や色気だけを売りにしていては女性票を失う。でも、理解のない男性に長年苦しめられていた、というのは女性の同情を買いやすい。熊田さんはずっと、夫側の明らかな非をさらすことのできるタイミングを待っていたのではないだろうか。アラフォーで露出狂のタレントではなく、ひどい夫に耐えてきた健気な美人ママというイメージチェンジ。離婚しようとしまいと、熊田さんにダメージはない。
お笑い芸人とも親交は深く、毒舌で有名な土田晃之さんや有吉弘行さんとも共演の多い彼女。彼らをしてただの図太い女と扱わせないのは、彼女の頭の良さを認めているからだろう。思えばどんなに騒ぎになっても、安易に「禊ヌード」などはやらない熊田さん。脱ぎそうで脱がないタレント1位と言っても過言ではない。彼女がグラドル界で活躍し続けられるのは、スタイルの良さだけではなく頭の良さがあるからだろう。
報道によれば、熊田さんのグラドル活動に反対だったという夫。今後は双方とも弁護士を立てての話し合いになるというが、彼女の本来の武器は体でなく、頭脳であることを知っているだろうか。おそらく一筋縄ではいかない決着になるだろうことは、心しておいた方がいいかもしれない。