「めざまし8」に抜擢の谷原章介、張り切り過ぎて“江頭2:50のモノマネ”は不評?
この春、フジテレビは22年続いた「とくダネ!」を終了し、「めざまし8」をスタートさせた。MCもクセのある小倉智昭(73)から、爽やかな谷原章介(48)へ交代させた。当初、谷原の朝の顔が務まるかと心配する声もあったが、どうしてどうして、仕切りもそつがなく、しゃべりも上手い。最近では、調子に乗りすぎなんて声もあるほど……。
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5月12日、フジテレビで番組審議会が開かれた。この日のテーマは「めざまし8」だった。
《各委員からは「司会の谷原章介さんは一人一人の言葉を丁寧に聞く姿勢がある」「天達武史さんのコーナーは暮らしに直結する転機の知識を学べる」などの意見の一方で、「密着して掘り下げるコーナーを作ることが番組の個性につながる」などの意見が出た。フジテレビ側は「谷原さんの魅力をどう出せるかが今後の課題だ」などと応じた》(産経新聞5月13日付)
識者もフジの上層部からも、谷原の司会ぶりは評価されているようだ。それは民放プロデューサーも同様だ。
仕切りも見事で自分の番組に
「谷原さんは元々は役者ですが、『王様のブランチ』(TBS)の司会を10年務めたほか、『パネルクイズ アタック25』(朝日放送)といったクイズ番組の司会もこなすマルチプレイヤーです。でも、さすがに朝の情報番組では荷が重いのでは、と思っていました。ところが、2時間の生放送を、ほとんど一人でネタを切り盛りできている。そのネタの情報量や知識量も豊富で、かなり勉強しているんでしょう。コロナのような堅く難しいネタから、大好きなF1、エンタメ系の軽いネタまで、そのテイストに合わせて進行できる能力は大したものです。番組がスタートしてまだ2カ月も経っていないのに、すっかり自分の番組にしたのは評価されるべきでしょう」
もっとも、フジ上層部や審議委員の方々は、審議会の前々日(10日)の放送はご覧になっていなかったかもしれない、と言う。
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