「国家観の欠如」が菅総理の致命傷か 気鋭の学者が語る「防災省」構想再評価

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 菅総理が誕生してまだ10カ月も経っていないのだが、発足当初の触れ込みをすでに多くの国民は忘れつつある。

 昨年9月14日、自民党総裁選に菅氏が圧勝した際、各紙の評価はどうだったか。

「国家観が欠如している」「派閥の力で勝っただけ」といったネガティブな評もあったものの、「たたき上げ」「苦労人」「実務能力が高い」「仕事師」「ぶれずに突き進む」「実行力がある」等々、ご祝儀的な側面はあるにせよ、こんなポジティブな言葉が並んでいた。...

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