「東芝」車谷前社長追放劇の続編は「解体ショー」 “物言う株主”との対立関係はなおも続いたまま

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アクティビストとの対立関係

 4月、「東芝」の車谷暢昭(くるまたにのぶあき)前社長が部下たちに経営者失格の烙印を押されて辞任した。後任には綱川智(さとし)会長が復帰したが、株主に名を連ねる外資系ファンドや“物言う株主”との関係修復や、6月下旬の株主総会対策といった課題が高い壁となり、そびえ立っている。

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 車谷前社長に経営者失格を突きつけたのは、社内の「アンケート制度」。部長職以上が対象で、経営トップの信任調査のための制度である。今年はじめ、120名に対してアンケートが実施され、2割超が「×」をつけた。...

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