事件現場清掃人は見た 三重県の“売春島”で孤独死した「70代女性」の消せない過去
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を出版した高江洲(たかえす)敦氏に、三重県の渡鹿野島(わたかのじま)で孤独死した70代の女性について聞いた。
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三重県志摩市の的矢湾にある渡鹿野島をご存知だろうか。周囲7キロほどの小さな島で、地元では“売春島”として知られている。...