松浦会長、エイベックス決算「売上40%減」でも裏アカ「フォロワー10倍増」に大はしゃぎ

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「フォロワーが増えすぎて困ります」

 言うまでもないが、金持ちが自分の金で何を買おうが自由である。問題視されたのは、松浦氏の庶民を見下すような稚拙極まりない物言いであった。同時に、世間からは社員たちへの同情も集まった。業績低迷が伝えられるエイベックスでは、昨年末に100人の希望退職者を募集するリストラを敢行したばかりだからである。ある社員が言う。

「私たちが頭に来ているのは、報道が出ても居直るようにインスタを続けていることです。しかも、あの人は明らかに騒ぎになって喜んでいます」

 件の記事が配信され、社内がてんやわんやしていた当日も、彼はGUCCIで買い物する優雅な暮らしをアップしていた。この日、このアカウントは数時間で、1600人足らずだったフォロワーが一気に1万6000人と10倍増する事態に。そんな中、松浦氏は大ハシャギで殺到するコメント1つひとつにご丁寧に返信し、

〈公共性のないニュースですね。フォロワー数が増えすぎて困ります〉

 とまで言ってのけていたのだ。

「実は、会長には今回の報道を待ち望んでいた節があるんです。なぜなら、彼はこの裏アカに、わかりやすい“ヒント”をちりばめていた。例えば、裏アカでお気に入りのド派手なGUCCIのサングラスを、顔が見えないようなカットでアップしていましたが、本アカでも同じものをかけて堂々と登場しています。また、日本で数人しか所有できないようなスーパーカーも、本アカでは上品に紹介されていた。鍵もかけていなかったので、随分前から私たちにはバレバレだったのです」(同)

走り屋のように公道を爆走する動画

 社員たちの気持ちも知らずに、松浦会長は今もこの裏アカにご執心だ。報道翌日の11日には、推定価格1億5000万円のマクラーレン・セナの車体をなめるように撮影した動画をアップ。翌12日には、〈絵でなく、音だけを聞いてください!〉と、自慢のラ・フェラーリで、走り屋のように爆音を響かせながら公道を走行する動画を投稿。その後も、毎日のように愛車のパーツやらサングラスやらの画像をせっせと上げている。

 一方、会長がこんな子供じみたお遊びに夢中になっているなか、黒岩克巳社長以下、経営陣は厳しい1日を迎えていた。5月13日の3月期決算発表である。今年はコロナ禍のため、動画配信となった決算説明会で、黒岩社長は苦渋の表情を浮かべながらこう述べた。

「ライブイベントの開催自粛が大きな要因となり、前年と比較して、売り上げ、営業利益共に大きなマイナスとなりました」

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