不倫の恋に走った末、胃がんになった「魚屋店主」の結末

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「好き」という言葉を人は簡単に使う。「ビールが好き」「ケーキが好き」というように。もちろん軽い気持ちで言うのだ。だが、人に対して使うときは、言葉よりずっと重い思いを託していることもある。「好き」の一言から始まった「大恋愛」。そしてそこからさまざまな展開を経て「生きながらえた」男性がいる。

 松野勇太郎さん(50歳・仮名=以下同)は、40代の10年間を「人の何倍も生きた気がする」と言う。彼は都内のある商店街で鮮魚店を営む両親のもとに生まれた長男だ。...

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