国立大学総長選がわからなすぎる 学生無視、おかしな選考方法が変わらないワケ
ワクチン接種騒動で詳らかにされつつあると思うが、既存の日本のシステムにはガタがきている。有名国立大学もご多分にもれず、世間の目は昨今厳しい。最大の理由は、旧態依然として変わらない人事構造や、国際的にも論文数が減るなどの地盤沈下だろう。このままでは若手研究者や学生が満足に学べなくなる。そんな大学のあり方に物申すため、専門の病理学を易しく伝える著書や柔和な語り口で「大阪のおっさん」として親しまれる大阪大学医学部の人気教授が、なんと大学総長選に出馬した! 身近なところから大学改革をする、とその鼻息は荒いが、そもそも総長とはどういう人がなり、なにができるのか。...