「JO1」はデビュー以来3曲連続1位 バラエティ番組で露呈した“事務所の教育”

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タレントとして未熟

「NiziUも本格デビュー前にプレデビューシングルをヒットさせて名を売りました。彼らも昨年1月から2月にかけてファンミーティングと称して、パシフィコ横浜などで公演を行い、CMにも出演してから、3月4日にデビューしました」

 デビューシングル「PROTOSTAR」は初週32万7187枚を売り上げて、オリコン1位を獲得。

「昨年8月26日に発売された2枚目のシングル『STARGAZER』(28万3363枚)も、今年4月28日に発売された3枚目『CHALLENGER』(25万4111枚)も、オリコン1位を獲得しました。3作連続の初週セールス20万枚超えは、男性アーティストとしてはKinKi Kids、嵐、KAT-TUN、King&Prince、SEVENTEENに次ぐ、史上6組目の快挙です」

 ジャニーズを脅かす存在のようだ。

 ただし、バラエティー番組での彼らはなんだか頼りない。民放プロデューサーに聞いてみよう。

「ジャニーズはデビュー直後でもテレビに出演する時の教育をされています。それに比べれば、彼らはタレントとしてはまだまだですね。4月26日には『ネプリーグ』(フジ)に11人全員が出演し、2組に分かれて対決しました。こう言っては何ですが、なんだかふて腐れたような態度で、やる気も感じられませんでした。トークの返しができないのはもちろん、クイズを考える時の表情、答えられなくても何とかしようと爪痕を残そうとする努力、間違えた時の謝り方、謙虚さ、すべてタレントとしてなっていませんでした」

 まだデビューして1年あまり。ちょっと厳しくはないか。

「彼らが出演した時の『ネプリーグ』の視聴率は6・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と番組史上最低でした。後続の『痛快TVスカッとジャパン』まで煽りを食って歴代最低の5・6%でしたからね、いくら若いファンがついていると言っても、一般の人はチャンネルを変えてしまったわけです。正直言って、彼らは数字を持っていません」

 それでも、彼らはよく出ている。

「吉本が一生懸命売り込んでいるのでしょう。『さんま御殿』は言うまでもありません。『ネプリーグ』のMCネプチューンはワタナベエンターテインメント所属ですが、この日、JO1の1チームを率いたのは吉本のアインシュタインでした。27日に出演した『ラヴィット!』(TBS)は川島明がMCですしね。また、JO1の曲は多くの番組のタイアップ曲としてエンディングに使われていますが、浜田雅功さんの『そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?』(テレ朝)、『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)、『やすとものいたって真剣です』(朝日放送)など、いずれも吉本芸人の番組です」

 タレントとしての教育ができていなかったということか。前出の芸能記者が言う。

「ファンの中には同情する声もあるんですよ。彼らは全員で共同生活を送っているのですが、最寄りのコンビニまで1・5キロも離れているとか、本当に都内に住んでいるのかネタになるほどで、あまりに待遇が悪すぎると気の毒がられていました。もっとも4月10日、ダウンタウンの番組『HEY! HEY! NEO! MUSIC CHAMP』(フジ)に出演した時には、もう少し便利な場所に引っ越したと言っていましたが……」

 その辺りは吉本芸人と同じ苦労があるらしい。頑張ってもらいたいところだ。

デイリー新潮取材班

2021年5月13日掲載

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