「JO1」はデビュー以来3曲連続1位 バラエティ番組で露呈した“事務所の教育”

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 男性版“NiziU”とでもいうべきか、オーディションで選ばれた11人組ボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」がバラエティ番組を席巻している。ところが、なんだかぎごちない。業界から聞こえてくる声はなかなか厳しい。

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 このGW期間中は、彼らをテレビで見る機会が増えた人も少なくないはずだ。

●4月28日「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ)
●5月1日「バズリズム02」(日本テレビ)
●5月1日「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日)
●5月3日「CDTVライブ!ライブ!」(TBS)
●5月4日「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)
●5月5日「沼にハマってきいてみた」(NHK Eテレ)

 もっとも、中年以上の男性には初めて知ったという人もいるはず。「さんま御殿」では、あの明石家さんま師匠(65)も、こう言っていたからだ。

さんま:じぇ、じぇーおー?

 この日のゲストは、JO1から佐藤景瑚(22)が参加していたのだが、ほとんどと言っていいほど彼の出番はなかった。たまに話を振られても、声が小さいため……、

さんま:トーン低すぎる! 本番中、張れッ!

韓国との共同企画

 まずはJO1のおさらいから。芸能記者は言う。

「11人のメンバーは、19年9月にスタートした番組『PRODUCE 101 JAPAN』を勝ち抜いて選ばれました。吉本興業、TBSテレビ、そして韓国のCJ ENMが製作した公開オーディション番組で、約6000名の応募者から選ばれた101名の練習生が参加。その中から番組の視聴者が11名を選ぶという番組でした」

 なんだか、NiziUとよく似ている。

「NiziUもソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントが組んだ“Nizi Project”でメンバーが選ばれていく模様を配信しつつ、日テレ『スッキリ』が定期的に放送することで人気となりました。JO1のオーディション番組は、そもそも韓国で放送されていた番組フォーマットをそのまま日本に持ってきたわけです」

 BTSッぽいような。

「応募条件は日本在住でしたが、当初は韓国人やフィリピン人も参加していました。ただ、投票に当たって視聴者からは、韓国は徴兵制があるので、途中で抜けるのは良くないという意見もあったとか。結局、全員日本人が選ばれ、CJ ENMと吉本興業によって設立されたLAPONEエンタテインメントに所属しました。デビュー前には韓国で厳しいレッスンも受けたそうです」

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