実は高校野球より過酷…酷使される大学生投手の大きすぎる“問題点”
2年ぶりに行われた選抜高校野球で話題となったのが、「1週間500球」という球数制限だ。この規定に達して降板となるケースはなかったものの、畔柳亨丞(中京大中京)、達孝太(天理)というプロ注目のエースは制限投球数に近い球数を放り、準決勝ではともに先発を回避。リリーフで登板した畔柳は右肘の不調を訴えて2回1/3でマウンドを降りている。今後もこの制限については継続して議論される予定で、夏の甲子園についても「休養日」を1日増やすことが決定された。
高校野球では、このように選手への負担を減らそうという試みがようやく実行に移されてきたが、その一方で“エースと心中”という起用がいまだに根強いのが大学野球である。...