旭日旗騒動に新展開 ジャスティン・ビーバーへ謝罪要求した教授の反日ビジネスの実態
論文はコピペか捏造か
実はこの写真は、2017年7月3日から1週間、ニューヨーク・タイムズスクエアの屋外電光掲示板に「軍艦島(正式名・端島)の真実」という広報映像に使用された。
これを受け、日本のメディアなどが写真はフェイクだと指摘。教授も自身の誤りを認めざるを得ず「徹底した検証ができず、不本意なミスを犯した。写真の人物が日本人であることを私も今回初めて知った」と釈明した。
この写真が2017年以前から問題視されてきたのは割と知られた事実だ。“初めて知った”ことの説明も必要だったのではないか。
ここでは詳述しないが、「独島のアシカは日本によって殺された」と主張する投稿も行っている。2013年から「独島学校」の校長に就き、その立場あってのアピールでもあるのだろう。
彼のウソにまつわる逸話は他にもある。
少し遡るが、2012年に「留学生50人と共に日本の主要大学40校に従軍慰安婦問題に対する謝罪を求めるポスターを1万枚掲示した」と韓国のマスコミに報告したのだが、該当ポスターが掲示された事実はなかったという。
2016年には、04年に書いた修士論文の64%が他人の論文や文献などを盗作、あるいはコピー&ペースト、捏造したものであったことが報じられた。
カネについてのトラブルもあり、2012年、ニューヨークのタイムズスクエアに慰安婦謝罪要求広告を掲示した際に、報酬を支払わなかったために現地広告代理店から訴訟を起こされている。
スパイ機関から活動資金を
そして2017年には、韓国国家情報院(KCIA)から資金を受け取っていたことが韓国国内で報じられた。
彼は当初「報道は虚偽で、KCIAの領収書に署名したことも、工作に関与したこともない。本当なら全ての活動停止と教授職を辞任する」と強く否定した。
しかし、この問題を報道した韓国メディアのJTBCが、KCIAの部隊長から教授が資金を受け取った際の本人署名入り領収書を保管していると報じると、前言を撤回しKCIAから支援・資金を受けていた事実を認めた。
教授とはいえ、過去の醜聞に鑑みると普通ならまともに取り合ってもらえないはずの活動も反日絡みについては一部の韓国人は信じ、そして応援している。
教授は反日活動を通じて自身の立場を確立させ、それはビジネスとみなし得るレベルとなっているから、今回のジャスティン・ビーバーへの異議申し立ては半ば予想されたことだった。
当のジャスティン・ビーバーは2014年の訪日時に靖国神社を参拝し、韓国と中国から抗議のメッセージが多数寄せられ謝罪に追い込まれたことがある。
中国からの抗議が特に激しかったために抗しきれなかったようだが、今回のジャケット騒動は韓国からのみで、教授の企みは不発に終わりそうな気配もある。
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