事件現場清掃人は見た 老舗豆腐屋の床下から出てきた重さ200キロ以上の「隠し金」

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 孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を出版した高江洲(たかえす)敦氏に、老舗の豆腐屋で孤独死した70代の女性について聞いた。

 特殊清掃の現場には、他人に見られたくないものを発見してしまうことがよくある。

「現場は、東京の下町にある明治時代から続く老舗の豆腐屋でした。...

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