インスタフォロワー数550万人、韓流「NCT」の日本人「ユウタ」は何故人気なのか
海峡を越えた少年たち
「ユウタは『東方神起』に憧れ、16歳で1人、韓国に渡ります。全く言葉がわからなかった少年が、トイレに韓国語を書いた紙をびっしり貼って学び、今ではメンバーと流暢な韓国語で会話しています。
努力を重ねている『NCT』の中でも、日本人であるユウタは人一倍の努力を重ねている。これがファンの心を掴んでいる理由だと思います。
メディアで見せる性格も非常に謙虚です。『オレ様』的なムードとは無縁で、それも人気の理由でしょう」(同・関係者)
韓国のアイドル業界に進出した日本人はユウタや「NiziU」だけにとどまらない。K-POPの情報サイト「KBAN」は「【2021年版】K-POP/韓国アイドル業界で活躍する44人の日本人」との記事を配信している。
2月9日に更新された最新版によると、日本人男性はユウを含めて21人が名を連ねている。
今後も増加傾向
「日本人の男性が韓流アイドルグループに在籍することは、本人や韓国の芸能界だけでなく、日本のレコード会社やテレビ局にとってもプラスになるという認識が、日韓の関係者に広まりつつあります。
早くも韓国の芸能事務所は日本のダンススクールなどに声をかけ、スカウトを強化するように指示を出しています。
今はコロナ禍で足踏みの状態ですが、ユウタが日本の芸能界でも本格的に活動すれば、韓国でのデビューを考える日本人の少年ももっと増えるでしょう。
日本側から見ると“アイドル候補生の海外流出”というわけですが、今後はますます流出が止まらない可能性はあると思います」(同・関係者)
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