今も根強い人気「ヤンキー映画」の系譜 原点は「ハイティーン」か「ビーバップ」か

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 コンプライアンス最優先で行儀の良さが強く求められる時代になったが、ヤンキー映画のニーズはなくならない。主人公がスクリーンの中で暴れ回るのを観ると、憂さ晴らしになるからではないか。ヤンキー映画とその役者の系譜を辿る。

 まずヤンキー映画の第1号について書きたいが、実はこれを定義するのは難しい。

 仲村トオル(55)と清水宏次朗(56)が主人公のトオルとヒロシに扮した1985年の「ビー・バップ・ハイスクール」(那須博之監督)とするのが一般的な見方だが、近藤真彦(56)が主人公・藤丸翔を演じた82年の「ハイティーン・ブギ」(舛田利雄監督)と見る向きもあるからだ。...

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