事件現場清掃人は見た 孤独死した男性の高級マンションで見つけた“札束”を見て考えた遺族の気持ち
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏に、高級マンションで孤独死した70代男性のケースについて聞いた。
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遺族が遺産相続を放棄するのは、たいてい亡くなった人に借金がある場合だという。今回ご紹介するのは、巨額の遺産を放棄した非常に稀な話である。...