30年にわたり“わいせつ診療”を行った医師 法廷で語ったあり得ない“犯行動機”

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「娘は0歳の頃から斉藤医院がかかりつけだった。逮捕まで何度も通い、祖母も信頼を寄せていました。私も検診でたびたび世話になってきました。被告は物腰柔らかく、すっかり騙されていました……」(被害者母親の調書)

 長年、家族で世話になっていた、地元のかかりつけ医院。その医師が病室で行なっていたのは診療行為ではなく、わいせつ行為だった。信頼を寄せ、同院に通い続けてきた被害者やその家族の衝撃は大きかった。

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 守屋仁布被告(逮捕時67)は、東京都荒川区の『斉藤医院』に勤務する内科医だった。...

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