王貞治、江夏豊が語っていた…往年の名選手の信じられない“超人的感覚”

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「球が止まって見えた」

「アドレナリンが出て、ボールがよく見えた。止まっているんじゃないか、と」

 昨年12月7日、48歳にしてトライアウトに挑戦した新庄剛志氏が4打席目に左前タイムリーを放った瞬間を振り返って口にした言葉である。サービス精神旺盛な新庄氏ならではの誇張的表現と受け止めつつも、「あり得るかも」と思ったファンも少なくないはずだ。

 実際、過去にも、信じられないような“超人的感覚”を体験した選手は存在した。最もよく知られているのが、巨人・川上哲治である。...

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