注目の新番組「週刊さんまとマツコ」 初回は意外な視聴率、不吉な予感と期待と――
4月18日にスタートした「週刊さんまとマツコ」(TBS)。明石家さんま(65)とマツコ・デラックス(48)という大物2人の共演だけに業界も注目した番組だったが、初回視聴率はなんと世帯4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)、個人2.3%と惨憺たる結果に終わった。日曜18時30分からの30分番組で、同時間帯ではテレビ東京以外の全てに負けた格好だ。
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18日の裏番組は以下の通りだ。
●「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ)世帯:15.5%、個人:8.5%
●「相葉マナブ」(テレビ朝日)世帯:12.3%、個人:6.7%
●「サザエさん」(フジテレビ)世帯:9.6%、個人:6.2%
●「地球丸わかり」(NHK総合) 世帯:4.6%、個人:2.3%
●「しんどい家に生まれました!!」(テレビ東京)世帯:2.0%、個人:1.1%
民放プロデューサーが言う。
「日曜18時30分の枠は、固定ファンが根強い『バンキシャ』、『相葉マナブ』、『サザエさん』の3局が2桁の視聴率を争う激戦区です。そこへ、さんまさんとマツコさんでタッグを組んで殴り込んできたわけです。この2人なら十分やれると踏んでいたはずですし、誰もがどんな番組になるんだろうと注目していました。ところが、まさかの4%台とは……。初回はご祝儀視聴もあって、高くなりがちですなんですがね。もっとも、あの作りでは無理もない……」
カラミがない
TBSの公式HPには、《明石家さんまとマツコ・デラックスが、時にはスタジオで!時にはロケで!目に映る全ての人たちを巻き込みながら喋りたい放題!これまで2人がTVで見せたことのない一面も!?》とある。
ところが、初回、2人の直接のカラミはなかった。それぞれの楽屋でスタッフらとトークするのを交互に流すだけだったのだ。
とはいえ、さんまの楽屋には今田耕司(55)や蛍原徹(53)、宮川大輔(48)が挨拶にやってくるし、マツコの楽屋には、『マツコの知らない世界』(TBS)の“みのもんたの息子”こと御法川隼斗プロデューサーが挨拶に来るなど、それなりに見所はあった。
「番組スタッフとしては、“美味しい画”が撮れたと安心したんじゃないでしょうか。でもそれだけでは、せっかく2人を組ませた意味がない。初回を見て、“内容がない”と思った視聴者も少なくなかったと思います。注目の新番組でしたが、番宣は少なかったので、認知されていなかったことも低視聴率の原因でしょう。番組内でも、『しれっと始められたら』とスタッフが語っていましたから、意図的に番宣もしなかったのだと思います」
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