2022年春の朝ドラヒロインに黒島結菜 「ちゅらさん」超えへの期待と少しの不安

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 沖縄県の地方紙「琉球新報」は3月3日、「NHK朝ドラ主演に黒島結菜さん 故郷の沖縄舞台『ちむどんどん』来春放送」との電子号外を配信した。

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 黒島結菜(24)は沖縄県糸島市出身。2011年、中学3年生の時に芸能界入りし、テレビドラマや映画に出演を果たしてきた。

 なぜか彼女はNHKのドラマに縁があることでも知られており、日刊スポーツ(電子版)は3日、「黒島結菜NHK多数出演、着実にステップ/こんな人」の記事を配信した。

《大河ドラマは、黒島にとって時代劇初出演作でもあった「花燃ゆ」(15年)や「いだてん~東京オリムピック噺~」(19年)、朝ドラも「マッサン」(15年)「スカーレット」(20年)に出演。さらに「アシガール」や、Eテレで放送中の「ハルカの光」など、着実にステップを踏んできた》

 NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」も同じ3日に「来春の朝ドラは『ちむどんどん』ヒロインは俳優の黒島結菜さん」の記事を配信している。

《連続テレビ小説「ちむどんどん」は、沖縄の本土復帰50年にあたる来年の春から半年間、放送される予定です》

 まさに沖縄の復帰50周年を記念するドラマに出演するのだ。黒島に注目が集まるだけでなく、プレッシャーも相当なものがあるだろう。

日テレでの失敗

 言わばNHKの秘蔵っ子である。満を持しての朝ドラ起用ということだろうが、不安材料がないわけではないという。

 黒島は2016年、ドラマ「時をかける少女」(日本テレビ系列)に出演した。当時の事情を知る関係者が言う。

「当時はまだ彼女の評判を耳にしていないスタッフもいましたが、演技力は高く評価されました。

 必ず大女優になると確信しましたが、なぜか視聴率がふるわなかったのです」

 初回が9・4%とスタートダッシュに失敗。第3回になると4・6%まで下落してしまった(註:視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯:以下同)。これ以降、黒島は日テレからお呼びがかかっていないという。

「その後も気になって、NHKの朝ドラ『スカーレット』(19~20年)や、テレビ東京の『行列の女神~らーめん才遊記~』(20年)などをチェックしました。

 ところが、いずれも視聴率が上向かないのです。NHK総合の『アシガール』(17年)でも、演技の巧さは目につきましたが、やはり視聴者の支持があまり得られませんでした」(同)

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