3回目の緊急事態宣言は令和の「欲しがりません、勝つまでは」か
「より強い措置」で人流を抑え、感染拡大を防ぐ――そんな政府や自治体の意気込みとは裏腹に、3度目の緊急事態宣言に対しては過去2度と比べると冷ややかな対応や反発が目立つ。
街に出る人も前回、前々回より多く、また曖昧な「要請」に従わない事業者も現れている。
これまで日本は、諸外国と比べて、私権の制限をする法整備が進んでいないこともあり、ゆるやかな「お願い」がベースであるにもかかわらず、国民が自発的に行動を抑制してきたとされていた。
そうした日本の特徴を解説する際によく用いられてきた言葉が「空気」である。...