「有吉の壁」で再ブレイクの「もう中学生」に戦々恐々としているピン芸人の名
松本人志も絶賛
「2020年10月に初出演を果たすと、以後、連続して番組に呼ばれるようになり、レギュラーに近い扱いとなりました。特にテレビ業界の関係者が注目したのは、段ボールを使ったコント以外のネタでも才能を発揮したことです。
特に大喜利と、映画の1シーンに勝手なセリフを喋るアフレコネタが、抜群に面白いですね。ネットで検索してみると、ファンも順調に増えていることが分かります」(同・関係者)
「もう中学生」が大喜利の才能を見せつけたのは、実は「有吉の壁」が初めてではない。
2012年11月、「もう中学生」は大喜利をテーマにした「IPPONグランプリ」(フジテレビ系列・不定期放送)に出演し、その才能を見せつけたのだ。
「『カッコいい寝言を言ってください』というお題に、『納豆。納める豆。豆を納める』と回答したのは、今では伝説です。
独自の世界を強固に持っており、松本人志さん(57)も絶賛しました。しかし、今から振り返れば、この頃に『もう中学生』さんの面白さに気づいたテレビ業界の関係者は少なかったと思います」(同・関係者)
視聴者の信頼
「IPPONグランプリ」で「もう中学生」は再ブレイクできなかったにもかかわらず、「有吉の壁」では成功を収めた。
この違いは意外なことに、「とにかく明るい安村」の再ブレイクが影響を与えているという。
「『とにかく明るい安村』さんも、深夜特番の初回から出演している、実質的なレギュラー組です。
番組のファンは安村さんが再ブレイクしていく姿を見ていますし、彼を突破口として、他にも多くの芸人が人気者になったことを知っています。
視聴者は『有吉の壁』を信頼しており、それを背景に『もう中学生』さんは再ブレイクを果たしたのでしょう。
実際、『もう中学生』さんは段ボールネタだけという一芸タイプではなく、“お笑い偏差値”の高い、何でもこなせる幅の広さがあります。ちょっと奇天烈なキャラとのギャップも、視聴者は楽しんでいるようです」(同・関係者)
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