覚せい剤密輸“オランダ人運び屋”に逆転無罪判決 釈放後語った「ハニートラップと絶望の獄中生活」
スーツケースの中に覚せい剤を隠して密輸しようとしたとして、一審で有罪判決を受けていたオランダ人男性に逆転無罪判決が出た。「覚せい剤が隠されていたとは知らなかった」という男性の訴えが認められたのだ。誰一人、身寄りがいない異国で、2年に及んだ勾留生活。彼がかかった“ワナ”とは何だったのか。釈放された翌日、男性がインタビューに答えた。
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男性の名前はヴァン・ミンダーハウト・ロナルドゥス・アドリアヌス・ピトラスさん(46)。ピトラスさんはオランダで、市の清掃作業員として不自由なく暮らしていたという。...