「レンアイ漫画家」は早くもピンチ 吉岡里帆にコメディエンヌは無理?同情の余地も

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コメディエンヌに

 18年は「きみが心に棲みついた」(TBS)で初の連ドラ主演を務めるも、こちらは平均7・7%。続いて「健康で文化的な最低限度の生活」(フジ)に主演するも、平均5・8%。数字の取れない女優とも言われた。

「そこで方向転換したんです。18年の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』でコメディエンヌとして三木聡監督に見出された。翌年、三木監督も監督した『時効警察はじめました』(テレビ朝日)にも起用され、コメディもできる女優として再評価されていくのです」

 もっとも、「音量を上げろ~」の主演は阿部サダヲなので、コメディは任せておけば良かったし、「時効警察」は脱力系コメディだった。

「いずれも吉岡のコメディ部分はメインではありませんでした。それが今回、コメディのメインとなり、目一杯演じてはいるものの、それが上滑りに感じられるようになってしまった。共演の片岡愛之助(49)ならコメディも立派にこなしているでしょうが、彼女には、まだ力不足との声が上がっています」

 男性ファンからは、1~2話の丸の内OL、3話からのギャル風といった、彼女のコスプレのほうが話題になってきている。

 SNSでのコメディエンヌとしての評価は以下の通り。

《テンションがオーバー過ぎてついて行けない・・普通の演技で良いと思うんだけどな・・》

《レンアイ漫画家見たけど、吉岡里帆も竜星涼もかわいそうで、何も笑えなくて、もやもやが凄まじい》

《レンアイ漫画家2話目見ようか迷ってて検索したら微妙って出てくる そうなのよね…つまらない訳じゃないけど面白いとも言えず 吉岡里帆のキャラが吉岡里帆に合ってない気がする~鈴木亮平が恋愛に絡みだしたら面白くなるのかな》

 それでも吉岡を起用するのはなぜだろうか。

「まず若い男性ディレクターが一緒に仕事をしたがるということがある。彼女は性格も良く、現場で素直に言うことを聞いてくれますからね。そして認知度はあるから、企画書が通りやすい。超売れっ子というわけではないから、何年も前からスケジュールを押さえる必要もありません。さらに、大手スポンサーのCMをやっているので、営業的に入広、収入が見込めますしね」

 もっとも、多分に同情する余地もあるという。

「同枠の前作『知ってるワイフ』でヒロインを演じた広瀬アリスは、実生活で未経験の主婦、母親役ながら鬼気迫る演技が話題となり、数字も尻上がりになっていきました。今回は原作が漫画なので、そのコマ割りを意識しているのかもしれませんが、ワンショットのアップが多用されています。吉岡の魅力を画面に出そうとしているのかもしれませんが、ワンショットばかりで絡みが少ないため、台詞は棒読みに感じられるし、感情が伝わらないのです。彼女はちゃんと演じているのかもしれませんが、視聴者にはそれが伝わらない撮り方なんです。もちろん、男性ファンには彼女のアップはありがたいことなのですが、今期のドラマは月9の黒木華はじめ、松たか子、広瀬すず、石原さとみなど演技派ヒロインが多い。彼女たちが引きのショットで見事に演じているだけに、余計に吉岡の評価が低くなりがちになるんです」

デイリー新潮取材班

2021年4月22日掲載

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