奇跡の同点で延長17回の死闘…球史に残る“伝説の延長戦”3試合を振り返る

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 今季のプロ野球は、コロナ禍の影響で9回打ち切り制が採用され、延長戦がなくなった。各チームの監督にとっては、継投や代打のタイミングもある程度計算できる9回制は大歓迎だろうが、その一方で、引き分けの激増も予想され、「延長戦で決着をつけてくれたらいいのに」というファンの不満も高まりそうだ。過去においても、意外性のドラマが織りなす名勝負は、やはり延長戦にもつれ込んだケースが多かったのも事実。そんな球史に残る“伝説の延長戦”を振り返りたい。

「延長17回」という今ではあり得ないイニング数もさることながら、二度にわたって“奇跡の同点劇”が演じられ、1979年夏の甲子園、箕島vs星稜(延長18回)の“プロ野球版”と呼べそうなのが、67年4月30日の阪神vs広島(甲子園)である。...

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