小室圭さんはこれからどこへ向かうのか? NYで活躍できるのか?

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安い人は300万円ぐらい

 小室氏は今年の5月にロースクールを卒業し、夏にはNY州の司法試験を受けると報じられている。合格発表は秋の予定。晴れてNY州の弁護士資格を取得した後、日本で手続きをすれば「外国法事務弁護士」として、日本国内でも一定の活動が出来ることになる。M&Aをはじめとする企業法務などで活動している外国法事務弁護士は現在、日本に448名いる。

 しかし、外国法事務弁護士として法務大臣の承認を得るためには、3年の実務経験が必要で、そのうち少なくとも1年は海外での実務経験が要求される(日本での実務経験は2年まで算入できる)。

 したがって、今秋にNY州の弁護士資格を取得したとしても、その後少なくとも1年間は海外で実務経験を積むことが予想される。

 法律事務所に限らず、国連などの国際機関に就職する可能性も取り沙汰されてはいるが、いずれにせよ海外での勤務となる場合、眞子内親王殿下とのご成婚はどうなっていくのであろうか。小室氏が日本に戻ってくる日をお待ちになるのか、はたまた新婚生活をNYなどの海外で送られるのであろうか。

 NYでの弁護士というと、日本でも人気を博したTVドラマ「SUITS/スーツ」を思い出す人が多いだろうが、このドラマでも描写されたように、凄まじい競争社会と聞く。実際のところはどうなのか。

 NY州の弁護士資格を持つ大手法律事務所パートナー弁護士のA氏は次のように言う。

「NYで弁護士資格を取ったとしても、日本人が弁護士として活躍していくのは難しいでしょう。運転免許を取ったら、プロのドライバーになれるかって言うのと同じです。NYの弁護士の初任給は、一流どころでは2000万円を超えていますが、そもそも就職できない人もたくさんいるし、安い人は300万円ぐらい。格差社会です」

 そして、こう続ける。

「30年以上前であれば、日本企業、日本人相手にやっていけましたが、今では無理ですね。小室さんのロースクールは全米クラスで名門とはいえないので、一流の法律事務所に入るには首席に近い成績が必要。でなければ、厳しいです」

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