辛坊治郎氏がヨットで太平洋横断へ出航 本人は「出航前にコロナをもらってたら心配……」

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ダイヤモンド・プリンセス号みたいに

 辛坊氏本人も「出航する直前にコロナをもらってたら心配」と話し、出航前に見送りに来た人と握手をする際には、「これでコロナになったらどうしよう」と冗談を飛ばしていたが、

「辛坊さんはある意味、“持ってる人”ですから、何日か後に、“海の上で発症した”と報告があるかもしれませんよ(笑)。でも、すでに船は手続き上、外国船の登録になってしまっていますから、今後、日本の港にすぐに入れるわけではないんです。もし何かあったとしたら、(船内でコロナの集団感染を引き起こし、横浜港に停泊していた)ダイヤモンド・プリンセス号みたいなことになる可能性もあります」(鍋谷氏)

「マロニーちゃん」や「海自カレー」などお気に入りの保存食や、生鮮食品になるからとプランターとラディッシュの種など半年分の食料、水、そして800リットルの燃料を積み込み、辛坊氏の孤独な旅が始まった。ヒマな時間には、読書にいそしむという。

「吉川英治の『三国志』を電子書籍で全巻購入しました。前回は『カラマーゾフの兄弟』を持って行ったんだけど、読み始めた途端にヨットが沈んでしまった(笑)」(辛坊氏)

 今のところ、旅は順調に進んでいる。海上の様子を、今後は定期的にYouTubeで配信していくという。独りでも活き活きと航海を楽しむ辛坊氏の姿を見ることができるに違いない。

デイリー新潮取材班

2021年4月11日掲載

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