小林誠司は打てないから2軍降格に異論噴出…17年のWBCでは4割5分の大当たりも
首脳陣と確執!?
スポーツ報知(電子版)は4月7日、「【巨人】岸田行倫が1軍昇格、小林誠司が2軍へ…首脳陣は岸田の打力に期待」の記事を配信した。
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《巨人の岸田行倫捕手(24)が7日の阪神戦(甲子園)から1軍昇格することが決まった。代わりに小林誠司捕手(31)が登録抹消となる予定で、この日、ジャイアンツ球場でファームに合流した》
巨人の1軍捕手陣は今季、大城卓三(28)、炭谷銀仁朗(33)、そして小林という3人体制でスタートした。
この“人事異動”について報知は、《打線が全体的に本調子と言えない中で首脳陣は岸田の打力に期待し、小林との入れ替えで1軍昇格を決めた》と解説した。
同じ日、報知新聞(電子版)は「【巨人】小林誠司が抹消…元木ヘッド『バッティングとかをもう少し上げてこないとスタメンで使えない』」の記事も配信した。
見出しにあるように、元木大介ヘッドコーチ(49)が小林の打力に注文をつけたという記事だ。
だが、小林の2軍行きに疑問を呈したメディアもあった。
8日、東スポWebは「巨人・小林誠司が遠征中に登録抹消でザワザワ… 原監督の思惑はどこに」の記事を配信した。
トレード説も
この記事ではライバルチームの関係者が登場し、「炭谷や岸田より、強肩を誇る小林のほうが嫌なキャッチャー」と指摘し、「こちら側としては、ある意味ではありがたい」と語っている。
また同日、夕刊フジ(zakzak)は「巨人・小林、突然2軍落ちの衝撃 『トレード』の憶測飛び交う チームメイトも『謎、意味が分からない』」の記事を配信した。
こちらは巨人の選手が匿名で登場し、「謎です。遠征前に入れ替えればいい。このタイミングである意味が分からない」と発言。巨人ファンも異変を感じ、Twitter上で小林のトレード説が取り沙汰されていることも伝えた。
野球解説者の広澤克実氏も「小林くんの2軍行きは、打撃が理由というのなら、納得する関係者は少ないと思います」と指摘する。
「キャンプ中、巨人のコーチ陣が小林くんのバッティングを指導しているところは1度も見たことがありません。おまけに今季、小林くんの打席に立ったのは1回で、それも犠打でした。そもそも小林くんは強肩や守備力を期待されて巨人入りしたことは誰でも知っています。『打力』は2軍に落とすための口実に過ぎず、首脳陣の真意は別にあるとの記事が報じられるのも当然だと思います」
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