ジャニーズjr.「本高克樹」が早大大学院へ…Snow Man「阿部亮平」に続く稀有なアイドル
よりハードな大学院
この4月から通う大学院はどうか。
早稲田大学HPによると、2020年度の理工学部卒業生のうち、68・4%が大学院に進学。「修士課程を出た後には、自動車や精密機械メーカーの技術職や研究職に就く人が多く、まず間違いなく優良企業に就職できるでしょう」(同)
本高も、同じ道に進む同級生に背中を押されての決断だったのかもしれない。とはいえ、芸能活動と学業の両立は、大学院の方が相当ハードになることであろう。
「理工系の学部では、学部での4年間と大学院での2年間を通して、6年で完結するような研究に取り組んでいる場合が多い。本高さんも、研究を最後までしっかりやり遂げたいという思いがあり、進学を決意したのではないでしょうか。当然、研究が進み、内容が本格的になる大学院での勉強の方が芸能活動との両立は大変になるでしょうね」(同)
ジャニーズ初の“院卒”「Snow Man」阿部亮平
実は本高には、参考となるジャニーズの“先人”がいる。
《引き続き学業との両立にはなるんですけれど、大先輩阿部くんがそれを成し遂げているので、その背中を追いかけて、自分も卒業したいと思っています》(先の動画より)
本高が慕う〈阿部くん〉とは、2018年3月に上智大学大学院理工学研究科を修了し、先にジャニーズ初の大学院卒業を成し遂げた「Snow Man」の阿部亮平(27)である。2人は共に、「ジャニーズクイズ部」のメンバーとしてクイズ番組などで活躍する。
「いまや、インテリ芸能人は飽和状態です。その中でも、大学院進学となると頭一つ抜けた存在になれる。クイズ番組などに起用されることも増え、アイドルとしてもさらに一歩躍進出来ることでしょう。とはいえ、これまで芸能人が大学院に進学するのは、人気が下火になったタイミングが多かった。現役でアイドル活動をしながら大学院進学、というだけでも大変なのに、研究などで拘束時間の長い理系の大学院に行くというのは、本当に大きな決断だったと思います」(先の石渡氏)
例えば、最近の院卒のタレントと言えば、2018年に慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科を修了した芸人のエド・はるみ(56)がいる。だが、彼女が「グゥ~」で流行語大賞を獲得したのは2008年のこと。売り出し中の本高や阿部とは、状況はだいぶ異なる。
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