「矢田亜希子」がバラエティで人気のワケ 「ラヴィット!」でコストコを訪れる日

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押尾イメージは完全に払拭

 2003年の「白い巨塔」(フジテレビ)で演じた、清楚なお嬢様役で人気を博した矢田が、街歩きロケで“この歳”などと言って、おばちゃんらしさを出してきたのだ。民放ディレクターは言う。

「いまや彼女はバラエティ番組で引っ張りだこです。美人ですから、笑顔も涙もリアクションが映えるんです。女優なので喜怒哀楽の表現がうまく、AKBや坂道グループなどのアイドルやギャル系、モデル系には出せない大人のリアクションが好評です」

 レギュラーだった「有田プレビュールーム」(TBS)は3月で終了したものの、間を空けずに「ラヴィット!」のレギュラーを獲得。3月20日には「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」(NHK総合)、24日は「あさイチ」(同)、4月2日は「沸騰ワード10」(日本テレビ)、3日は「ごはんジャパン」(テレビ朝日)と出演が続いている。

「そもそも『沸騰ワード』の“取り憑かれた女優”の1人として、コストコに取り憑かれた女優として紹介され、バラエティ界で火がつきました。彼女は、週1ペースでコストコに通い、ほぼ全ての商品を把握しているというコストコマニアで、昨年の『沸騰ワード』では季節ごとに新商品を紹介する準レギュラーになっていました」

 矢田と言えば、周囲の反対を押し切って、06年に押尾学と結婚したものの、09年8月、いわゆる押尾事件後に離婚。あの時、彼女のイメージは大きく傷ついた。

「離婚後も彼女を使うことには、正直言って抵抗がありました。イメージが悪い、好感度が低い、バラエティには出ないと業界では見られていたのです。ところが、コストコロケを見た業界人たちは、間違いに気がついた。彼女はお嬢様ではありませんが、女優ぶったところがなく、美人で庶民的、リアクションも巧い、生活感を出すことも厭わない、ぶっちゃけ話もできる。まさにバラエティにピッタリな存在だったのです」

 バラエティに出演する女優といえば、木村佳乃や小池栄子、水野美紀、高畑淳子、夏菜などがいるが、彼女たちとは何が違うのか。

「スタジオ収録ならともかく、街歩きロケまでする女優はそうはいませんからね。矢田のように女優とバラエティタレントの二刀流は少ないです。ママタレという武器も持っていますから、生活情報などはもってこい。小倉優子がママタレでブレークしましたが、矢田は女優ですから、さらに上の特別感があるんです。そうした評価が『ラヴィット!』のレギュラーに繋がったのでしょう」

「ラヴィット!」の命運は彼女が握っている? 来週は北千住ロケだそうだが、コストコロケもそのうちあるはずだ。

デイリー新潮取材班

2021年4月8日掲載

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