楽天に中国「テンセント」出資で霞が関が右往左往 米国の顔色を気にして残った問題点

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払い込みが遅れたのは……

 3月12日、楽天が日本郵政や米ウォルマートなどから総額2423億円を調達する第三者割当増資を発表してメディアに大きく取り上げられた。あまり話題にならなかったが、このとき中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)グループからも657億円の出資を受け、楽天の3.65%の大株主になると発表されていた。ところが、テンセントからの出資については、最後までもめにもめていたという。

「最終的には4月1日に払い込みが無事完了したと報道されました。しかし楽天は、3月29日、日本郵政からの1499億円の出資が完了したが、テンセント分については31日に払い込みが遅れると発表していました」
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