鉄道でも進むエコ化 じつは東急世田谷線で使われている最先端の技術
菅義偉首相は、カーボンニュートラル・脱炭素社会の推進を看板政策のひとつに掲げる。カーボンニュートラルや脱炭素といった新しい言葉を使っているが、平たく言えばこれまでの環境政策をより深化させるということでもある。
自動車業界はガソリン車の廃止で騒がしいが、従来からエコといわれてきた鉄道業界でもCO2の排出削減をはじめ再生可能エネルギーの導入に早くから取り組んできた。特に、貨物輸送を担うJR貨物は、効率的な輸送ができることからCO2削減の切り札として2000年前後から注目されていた。...