お騒がせ「koki,」の苦難、日本発の報道で中国人からも不評を買っていた

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代表作は「産まれてきたこと」だけ?

「中国のSNS上では“ちょっとコメントしただけで300万元?その価値ある?”“この金額は木村拓哉の価値で彼女の価値ではない”“木村拓哉はたしかにすごいけど、彼女は何の代表作もない”“代表作は産まれて来たこと、それだけ”などと、否定的な意見が多く寄せられました。こうした反感の声を紹介した記事も現地で複数配信されました」(先のジャーナリスト)

 その背景にあるのは、

「新人のKoki,が日本では到底得られないであろう出演料を中国で稼ぐ図式が反感を呼んだのです。“中国芸能界での活動は本当にいい金儲けだね!”といった声がSNS上で多く出ています。実際、この番組でのKoki,の出演シーンは、特別審査員として短時間オンラインでコメントしただけということもあって、“中国で楽して金儲け”のイメージがついてしまった」

 日本と同様、SMAPが絶大な人気を誇った中国でもKoki,は木村拓哉の娘として大きな話題を呼んでおり、

「中国では“木村光希”の表記で紹介されることが多く、“最強星二代”とも報じられています。一代で財を成した富裕層の子供は“富二代”と呼ばれますが、“星二代”はスターの二世のことです。最強の二世芸能人といった意味ですね」

 その分余計に、

「“それだけ出演料を出すなら木村拓哉を呼んでよ!”“木村拓哉なら代表作がたくさんあるから大金をもらってもわかるけど、この子は何も実績がないのに”といった声を招いてしまいました」

 こうした声が影響してか、これまでは“美少女”“完璧なスタイル”等々、絶賛の記事が圧倒的に多かったKoki,に関する報道も微妙に変わりつつあるという。

 それにしても、特別審査員として短時間オンラインでコメントしただけで、300万元(約4800万円)ものギャラが出るものなのだろうか。

デイリー新潮取材班

2021年4月5日掲載

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