宗教が人を誤った方向に導く可能性 「あの世」「天国」の設定は自殺に繋がるのでは(中川淳一郎)

  • ブックマーク

 ドラマーの村上“ポンタ”秀一さんが亡くなりました。そのことを伝えるYahoo!ニュースのコメント欄には「天国で青木さんといっぱいセッションして下さい」との書き込みが。「青木さん」とはベーシストの故・青木智仁さんのことです。また、やく・みつるさんによる週刊ポスト連載「マナ板紳士録」では、著名人の訃報に接すると、その人が生前交流のあった故人にあの世で再会していじられる、という演出がよくあります。

 子供じみた話を今さらしますが、果たして「あの世」「天国」ってあるんですか? 今現在、多くの場合、上記二つの例を取ってみても「あの世」は「死んだ時点の状態」でその新世界がスタートすることになっています。...

つづきを読む