東京電力と右翼の黒幕「田中清玄」(第3回)石油権益をもたらしたアブダビ首長との出会い(徳本栄一郎)
右翼の黒幕、そして「東京タイガー」と呼ばれた国際的フィクサーの田中清玄。戦前は武装共産党を率い、11年を獄中で過ごし、戦後は過激化した共産党に対抗して電源防衛隊を組織する。ヤクザや復員兵も動員して発電所を守り、それがきっかけで、東京電力などとつながりが出来たのは「共産党の発電所破壊工作を阻止した男」で述べた。
また山口組3代目の田岡一雄組長と麻薬追放運動を行い、右翼の児玉誉士夫と対立、ついに暴力団から狙撃された。身に3発の銃弾を受けるが、奇跡的に命を取り留める。...