「外国人選手が来日できない」DeNAの大失態 フロントに足を引っ張られる三浦監督

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 3月21日の阪神競馬場第6レース。内枠から好スタートし先行集団に入ったマリーナは、直線を内から抜いて3馬身差で圧勝した。

 馬主は、今季、DeNAの監督に就任した“番長”こと三浦大輔氏(47)。同じ日に全日程を終えたオープン戦では12球団中11位という体たらくだったのだが、

「気の毒なところもある」

 とはスポーツ紙デスク。

「生え抜き監督の就任は実に17年ぶり。全国区の知名度があり、現役時代からファンも多い三浦監督ですから当然、フロントは全面的にバックアップすべきなのに、これといった補強はなし。逆に井納、梶谷という投打の主力がFAで巨人に流出し、戦力はむしろダウンしてしまっています」

 親会社は、コロナのおかげでゲームなどの業績が伸び、株価も急上昇中。せめて大物外国人でも獲得すればいいのにと思うが、

「野手のソト、オースティン、投手のエスコバーら既存の選手で外国人枠は埋まっています」

 そのコロナだが、親会社を潤したのとは対照的に、球団を苦しめている。前述した3外国人を含めて誰一人来日できていないのだ。

「ひとえにフロントの失態です。新外国人はともかく、昨季日本でプレーした外国人は手続きを踏めば来日できたはず。外国人選手が一人も来日できていない球団は他にはありません。外国人依存度が高い球団ですからダメージは大きい」

 後押ししてほしいフロントに足を引っ張られてしまった三浦監督。気の毒ではあるのだが、20日に開幕投手を発表した際のコメントはいただけなかった。

「濱口遥大を指名したのですが、“本人がやりたいと言うので”というのがその理由。番長、いや指揮官としていかがなものか。そもそも開幕投手を決めたのは12球団で一番最後。優柔不断なんですよね」

週刊新潮 2021年4月1日号掲載

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