楽天「オコエ」の才能が開花しない3つの理由 野球評論家が移籍を勧める球団名は?
髪型に批判
楽天のオコエ瑠偉(23)と聞いて、どんなイメージを持たれるだろうか。「久しぶりに耳にする名前だな」と思う人も少なくないはずだ。
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2015年、夏の甲子園で注目選手として脚光を浴び、関東第一高校の準決勝進出に大きく寄与した。
大会では18打数6安打1本塁打6打点、打率.333の成績を残した。巧打に盗塁、ファインプレーでファンを魅了した。まさに「記録より記憶に残る選手」だった。
ドラフト会議では楽天が1位指名。翌年には開幕1軍入りを果たした。
開幕2戦目でプロ初盗塁を記録。高卒の新人選手が、1軍公式戦開幕カードでプロ初盗塁を決めたのは64年ぶりだった。
ところが、夏を迎えた頃からスタメン出場が減少。その後は1軍と2軍を行き来するようになる。
1軍の出場は2016年から19年までの4年間。打率.219、盗塁16、ホームラン9本という成績だった。
2020年は2軍暮らしが続いた。期待された割には、なかなか結果を残していないというのが実情だ。
石井監督のゲキ
昨年の契約更改では、思わぬ注目を集めた。スポーツ報知は12月26日、「楽天・オコエ瑠偉は正念場 石井一久監督が猛ゲキ」との記事を掲載した。
契約は200万円減の1000万円で更改した。その際、石井一久GM兼監督(47)が、かなり厳しい言葉を投げかけたのだ。
《「そろそろ出てこないと、彼自身の野球人生が苦しくなってくる。自己評価が少し高い感じはする。死に物狂いでやってほしい」》
更にオコエは、左手関節の手術を受けるため、春のキャンプに参加できなかった。復帰まで4か月かかるという。
まさに“鳴かず飛ばず”という状況を、複数のメディアが取り上げている。
1つはFRIDAY DIGITALが2月9日に配信した「奇抜ヘアに高級車…石井監督も苦言の楽天オコエ『伸び悩む理由』」だ。
もう1つはAERA dot.が3月4日に配信した「『いつ戦力外になっても…』 オコエ瑠偉、プロ6年目は前途多難なスタートに」だ。
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