「生きる価値ない」「お前はハエ」 オムロン副社長の電撃退社、背景に“パワハラ”“女性社員との関係”
「お前はハエ」
3月22日、体温計などのヘルスケア商品分野において世界的企業であるオムロンで、電撃人事が発表された。次期社長候補筆頭とされた宮永裕(ゆたか)・執行役員副社長(58)が退任となったのだ。背景にあった看過しがたい2つの“問題”とは――。
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退任の“真相”について、オムロン関係者が明かす。
「今回の退任について、山田義仁社長は社内外に副社長の申し入れによる退任と説明していますが、それは事実と違います。実際には彼の常軌を逸したパワハラ問題と女性問題があったのです」
オムロン社の主力であるIAB(インダストリアルオートメーションビジネス)部門のトップを務めていた宮永氏。その会議の場では、部下に対してこんな言葉を浴びせていたという。
「ネチネチと文句を言い始めて、大阪弁で“死ねボケが!”“なんで目標が達成できないんや”“ここから飛び降りろや”“ハエみたいにウロウロ飛んでるだけや、お前は””働く価値がない、生きる価値がない”などと罵倒するのです。あまりの剣幕に会議後、トイレで吐いてしまう同僚もいました」(同)
体調を崩し、心療内科に通院する社員も出る中、部下に対して障害者差別につながる暴言を含んだメールを送ることもあったという。
既婚の女性部下との不倫疑惑
パワハラに加えて問題視されていたのが、オムロン社の課長級職員だった40代前半の女性社員との“仲”だ。宮永副社長は妻帯者だが、
「コロナによる緊急事態宣言下でも毎週金曜の夜は二人でディナーに出かけ、仲睦まじく腕を組んで歩く様子が目撃されていました。東京に出張へ行く際も二人で日程を合わせていたので、不倫関係ではないかと疑われていたんです」(オムロンOB社員)
当の女性社員に聞くと、
「この件は会社から外に漏らすなと言われているのでお話しできません」
と言うのみ。オムロンは、以下のように回答した。
「(宮永・元副社長)本人の申し出による退任です」
3月25日発売の週刊新潮では、件の女性と宮永氏の密会写真と併せ、電撃退任の裏側を報じる。