震災を臆せず描く「監察医 朝顔」 監察医モノとしても見どころの多い良作
一昨年のシーズン1からずっと観ている。思わせぶりというか匂わせに近い、次回への阿漕(あこぎ)な引っ張り方にツッコみつつも、時折不意打ちを喰らって泣いたりもしている。茶化してはいけないと偽善な自分もいる。
矢継ぎ早にシーズン2を制作、しかも2クールぶちぬき。もうあの一家との付き合いが長くなりすぎて、朝ドラ級のなじみが。家族モノとして観るか、監察医モノとして観るか、東日本大震災でやりきれない悲しみを抱えた人々の心を支える作品として観るか。要素が多すぎて、とても1200字ではまとまらないのが「監察医 朝顔」。...