競泳・岩崎恭子が語る「池江璃花子がメダリストになる可能性」 「泳ぎのセンスを失っていない」
オリンピックという名の人生劇場で、これほど運命に翻弄されたヒロインはいなかったに違いない。重い病を患い「東京五輪」出場が絶望視された競泳の池江璃花子(20)。しかし驚異の回復力を見るに、出場はおろかメダルも夢ではない――そんな世評も聞こえてくる。欺界の先達は何を思うか。
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2019年2月8日、白血病と診断されて入院を余儀なくされた池江は、懸命の治療の甲斐もあって、その年の12月には退院を果たす。そして翌年の3月17日、実に406日ぶりにプールに入ると、わずか3カ月後には練習を本格的に再開させた。...